季節の暦（星座）
| １月 睦月 むつき |
はと座 | 〜旧約聖書に記されている、「ノアの大洪水」に登場する、善良なノアと共に、箱舟に
乗って助かった、 鳩がモデルといわれています。 明るい星も少なく、目立たない小さな星座ですが、オリオン座の足元を探すと見つけ ることができます |
| ２月 如月 きさらぎ |
一角獣座 | 〜１６世紀頃に設定された比較的新しい星座です。
子馬の様な姿で額から長い角が一本伸びている、伝説上の動物ですが、古代ギリシャやローマでは、 実在すると考えられていました。 額の角で作った杯でお酒を飲むと、胃の病気が治る等の伝承もあります。 |
| ３月 弥生 やよい |
こぐま座 | 〜北極星を尻尾の先に持つ、１年中沈まない星座で、おおぐま座になった妖精カリストの一人息子 アルカスの姿です。 大熊にされた母カリストを、知らずに射落してしまいそうになった時、大神ゼウスがアルカスも熊に 変えて星座にしたといわれています。 |
| ４月 卯月 うづき |
りょうけん座 | 〜うしかい座が連れている、２匹の猟犬の星座で、ドイツの天文学者ヘベリウスによって１７世紀に 設定されました。 北側の犬の名前は「カラ」、南側は「アステリオン」と呼ばれ、アステリオンはギリシャ時代には、 おおぐま座の一部でした。 |
| ５月 皐月 さつき |
ケンタウルス座 | 〜ギリシャ神話に登場する、半人半馬の一族の名前が由来で、いて座もこの仲間に含まれます。
ケンタウルスの持つ大きな槍は、東側にあるおおかみ座を狙っている様に見えます。 地平線上に大きく広がっている星座ですが、本州からは半分しか見ることができません。 |
| ６月 水無月 みなづき |
ヘビつかい座 | 〜ケンタウルス族のケイロンに育てられた、ギリシャ神話の名医アスクレピオスの姿とされています。
ギリシア時代には蛇は医術のシンボルとされていたので、この星座名になったと考えられます。 １１〜１２月にかけて太陽がこの星座の中を通過します。 |
| ７月 文月 ふみづき |
こと座 | 〜夏の大三角形の中でも、一際明るく輝く一等星べガを持つ星座。
この竪琴の持ち主オルフェウスにはエウリデーケという名の妻がいましたが、毒死してしまいます。 その悲しみを奏でた竪琴の音色は、冷酷な冥府の王ハデスの心を揺り動かしたと伝えられています。 |
| ８月 葉月 はづき |
さそり座 | 〜乱暴者の狩人オリオンを刺した毒サソリとして、ギリシャ神話に登場します。
このさそり座の心臓の位置にある一等星アンタレスは、太陽の直径の約２３０倍の大きさで、 「火星に対抗する｣という意味があり、赤く輝いています。 日本では「酒酔い星」と呼ぶ地方もあります。 |
| ９月 長月 ながつき |
やぎ座 | 〜大酒飲みで陽気な牧神パンが、祝宴に乱入してきた怪物テュホンから逃げようと慌てて川の 浅瀬に飛び込み、 魚に変身し損なった姿だと、ギリシャ神話に伝えられています。 こと座のべガと、わし座のアルタイルを結んで、その線を南に延ばした位置にある星座です。 |
| １０月 神無月 かんなづき |
ペルセウス座 | 〜ギリシャ神話で、怪物ゴルコ゜ン・メドゥーサを退治した、アルゴスの王子の星座で、 メドゥーサの頭を持った姿で描かれています。 メドゥーサの目に光っているのが、｢悪魔｣の意味を持つアルゴルという星で、約３日の 周期で明るさが変化する食変光星です。 |
| １１月 霜月 しもつき |
くじら座 | 〜勇者ペルセウスによって退治された怪獣ティアマートの姿だとされています。 うみへび座に次ぐ大きな星座で、くじら座の胸に位置する変光星ミラは、約３３２日の周期で 明るさが２等級から１０等級まで変化する星で、太陽の直径の約２００倍の大きさがあります。 |
| １２月 師走 しわす |
ぎよしゃ座 | 〜紀元前９世紀頃には、メソポタミア地方ではすでに考えられていたといわれる、 歴史の古い星座です。 ４頭だての馬車を発明した古代アテネの国王エリクトニウスの姿だと伝えられています。 腕に抱いたヤギに明るい一等星カペラがあります。 |